丸太で作られたログハウスは準防火地域の住宅地に建築することが可能です。ログハウスは想像以上に簡単に建てることができ、普通の木造住宅にはない魅力がたくさんあります。ここでは、ログハウスを建てる際に知っておきたいことを説明しますので、ログハウスに興味のある方はご一読下さい。

ログハウスは、丸太組み構法と軸組み構法の大きく2種類に分けられます。丸太組み構法のログハウスは、丸太を積み上げて壁を作り、その丸太の壁全体で屋根を支える構造になります。

ログハウスの大半は丸太組み構法で建築されており、日本最古のログハウスとも言える東大寺の正倉院も丸太組み構法で建築されています。

軸組み構法によるログハウスは、丸太が使用されているのは柱と梁だけであり、基本的な工法は木造在来軸組工法と同じです。

丸太組み構法によるログハウスは壁面も丸太が使われているのに対して、軸組み構法によるログハウスは壁面に丸太を使っていない点が大きな違いです。

日本最古のログハウスとも言われる東大寺の正倉院は1,000年以上も前に建てられましたが、倒壊することなく今も綺麗に残っています。ログハウスは想像以上に耐震性と耐火性が優れており、地震や火事に強い住宅なのです。

丸太を使ったログハウスの室内は、自然の調湿性と断熱性でとても快適な室内環境になっています。室内の湿度は丸太が自然に調整してくれるため、夏は蒸し暑くなく、冬は乾燥しにくく快適に暮らせます。

断熱性が優れているため、薪ストーブがあると冬は家全体が暖かくなります。また、結露しにくいことから、カビやダニなどの発生を抑えられます。