家を建てる際には、間取りやデザイン、建材など様々な部分にこだわりたいと思うことでしょう。パッシブハウスには、快適性や健康面で大きなメリットがあります。これから注文住宅を建てようと考えている方は、ぜひパッシブハウスも視野にご検討ください。

パッシブハウスとは、風や太陽熱を上手に取り入れた家のことを言います。高性能な換気システムや窓、断熱材などにこだわり、自然エネルギーを活かすことで夏は涼しく、冬は暖かい空間を実現しています。

マイナス20度以下になることもあるヨーロッパや北米の寒い地方でも、パッシブハウスは多く採用されています。

日本では、暑い日や寒い日には冷暖房を使って部屋を快適にするのが一般的であり、部屋ごとに冷暖房が付いていることは珍しくありません。

使えば使う分だけ電気代や灯油代がかかりますが、熱中症やヒートショックなどの健康被害を防ぐためにも冷暖房は手放せないアイテムでしょう。

しかし、風や太陽など自然のエネルギーを上手に取り入れたパッシブハウスなら、冷暖房に頼ることなく夏は涼しく、冬は暖かく、一年中快適な空間を実現することができるのです。

電気や灯油は今後どんどん値上がりしていくため、冷暖房を使わずに快適に過ごせるパッシブハウスを建てるのは、賢い選択と言えます。また、パッシブハウスは結露の発生も抑えられるため、カビによる健康リスクからも守ることができるのです。