「吹き抜けリビング」「モダンなデザイン」など住まいへのこだわりは人それぞれですが、リノベーションやリフォームをする際には、断熱性にもこだわりませんか？断熱性を高めることで、様々なメリットが得られます。こちらでは、リノベーションやリフォームを考えている方、中古住宅の購入をお考えの方にとって耳寄りな断熱性向上のメリットについてお伝えします。

断熱とは、文字通り「熱」を「遮断」するという意味です。快適な空間づくりに欠かせない断熱ですが、快適な空間と断熱がどのように関係しているのかご存知でしょうか？

私たちの暮らす日本には四季があり、夏には最高気温が30℃以上になることも珍しくありませんし、冬は一桁台になる日もあるほど冷え込みます。

外気の熱が遮断されずそのまま家の中に伝わってしまうと、夏は暑くて冬は寒い家になり、快適に過ごすことはとてもできません。住宅の断熱性を高めることで、外気の熱に影響されることなく、夏も冬も快適に過ごすことができるのです。

断熱リノベーションをすると外の熱を伝えないだけでなく、中の熱も逃さないため、快適な室温を保てるようになります。

エアコンの使用も最小限に抑えることができるため、電気コストの節約にもつながるのです。また、エネルギーの使用量が少なくなるということは、Co2の発生量も当然ながら減りますので、環境にもやさしいと言えます。

断熱性が良くなると、結露しにくくなるため、結露によるカビの発生も防げます。カビは見た目を悪くするだけでなく、ぜんそくやアトピーといった健康被害を引き起こします。また、カビを放置することでダニも発生し、シックハウス症候群などの健康被害を招く原因となってしまうのです。

断熱性向上によって得られる健康面でのメリットには他にも、風邪を引きにくいことが挙げられます。これは、断熱によって温度変化の差が縮むことで、湿度をある程度保ちやすくなるためです。

多くのウイルスは、湿度20～35％程度の環境下ではしばらく生きることができるため、湿度40％以上を保つことが望ましいのです。家族の健康を守るためにも、住宅の断熱性にこだわりましょう。